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生命保険料見直し裏ワザ1:ムダのチェック編

この記事では、生命保険料見直し裏ワザ1の具体的なお話を少し。。。

1. 「入院したら毎日数万円!」の特約、本当に必要?

入院するときってお金がかかるイメージがありますよね?

でも、日本には「高額療養費制度」があり、一定以上の医療費がかかっても上限額を超えた分は還付される仕組みが整っています。
例えば、一般的な所得の人が1ヶ月に10万円以上の医療費がかかったとしても、自己負担は数万円程度になることが多いんです。

具体例①:Aさんのケース(会社員・年収400万円)

  • 入院期間:10日間
  • 入院費用:1日2万円 × 10日 = 20万円
  • 高額療養費制度適用後の自己負担額:約5万円
  • 保険金:「1日1万円」の入院特約で10万円受取

ポイント解説:このケースでは、実際にかかった入院費用の自己負担額は5万円。保険からは10万円が支給されるため、一見「プラス」になっていますが、冷静に考えると、「10日間の入院費」を手元の貯金でカバーできるなら、毎月支払う特約保険料は節約できるかもしれません。

具体例②:Bさんのケース(自営業・年収600万円)

  • 入院期間:3日間(日帰り手術含む)
  • 入院費用:1日3万円 × 3日 = 9万円
  • 高額療養費制度適用後の自己負担額:4万円
  • 保険金:「1日5,000円」の特約で1万5,000円受取

見直しのポイント

  • 貯蓄があるか確認する
  • 公的保障を把握する
  • 保障内容を精査する

2. 「手術したら数千円!」の特約、どんな手術が対象か知ってる?

手術と聞くと「大変そう!」と身構えがちですが、実際には軽い処置から大がかりなものまでさまざまです。

特約として付いている「手術保障」がすべての手術に適用されるわけではない点には注意が必要です。

具体例①:Cさんのケース(40代・会社員)

  • 手術内容:親知らずの抜歯(外来処置)
  • 費用:5万円
  • 保険金:適用外

具体例②:Dさんのケース(50代・自営業)

  • 手術内容:胃カメラによるポリープ切除(内視鏡手術)
  • 費用:10万円
  • 保険金:適用外

見直しのポイント

  • 保険証券をチェックする
  • 内視鏡手術や軽微手術が対象か確認する
  • 特約自体を外すか考える

3. 「もしもの時の費用!」が、重複して色々ついてない?

保険は備えが大事!と思ってあれこれ付けがち。

でも、実際には「重複している保障」が多く、無駄な保険料を払い続けているケースが少なくありません。

具体例①:Eさんのケース(30代・会社員)

  • 生命保険:死亡保障2,000万円
  • 医療保険:死亡保障500万円
  • 合計:2,500万円

具体例②:Fさんのケース(40代・会社員)

  • がん保険:がん診断一時金100万円
  • 医療保険:がん治療費特約50万円
  • 合計:150万円

具体例③:Gさんのケース(主婦・30代)

  • 生命保険:死亡保障1,000万円(夫と子供2人)
  • 医療保険:入院1日5,000円、手術保障
  • 合計:月額保険料1万5,000円

具体例④:Hさんのケース(主婦・40代)

  • 医療保険:入院1日7,000円
  • がん保険:診断一時金100万円、入院1日5,000円
  • 合計:月額保険料2万円

見直しのヒント

  • 重複部分を整理する
  • 必要な保障だけを残す
  • プロの意見を聞く

まとめ

保険の見直しを行うことは、思った以上に「無駄」が多いことに気づくチャンスです。
不要な特約を削ることで、毎月の保険料をスッキリさせ、生活費にゆとりを持たせることができるかもしれません。
みなさまも、家計を支えるために無駄な支出を削減し、必要な保障だけに絞った保険を選ぶことで、より賢く生活することが可能です。

まずは一度、自分の保険を整理して、何に加入してるか確認するところから始まてみませんか。

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