
ここ数年間で電気代ものすごく高くなってません?
家計への負担が大きくなってるのはみなさんも実感してますよね。
特に冬や夏のエアコン使用量が増える時期には、毎月の電気代が驚くほど高くなることも少なくありません。
そこで今回は、節約効果が大きく、すぐに実践できる電気代削減テクニックを10個、削減効果が大きい順にご紹介します!
節電ポイントを押さえて、毎月の光熱費をスリム化しましょう!
目次
- 1. 電力会社を切り替える or プラン見直し(年間削減額:2〜8万円)
- 2. 太陽光発電+蓄電池導入(年間削減額:5〜15万円)
- 3. オール電化+深夜料金プラン活用(年間削減額:3〜10万円)
- 4. エアコンの効率最大化(年間削減額:5,000〜2万円)
- 5. 窓・壁の断熱強化(年間削減額:1〜3万円)
- 6. 省エネ家電への買い替え(年間削減額:5,000〜2万円)
- 7. LED照明への切り替え(年間削減額:3,000〜1万円)
- 8. 使わない部屋のブレーカーオフ(年間削減額:1,000〜5,000円)
- 9. 冷蔵庫の温度設定見直し(年間削減額:1,000〜3,000円)
- 10. こまめな消灯&家族意識共有(年間数千~万単位の節約)
1. 電力会社を切り替える or プラン見直し(年間削減額:2〜8万円)
◆現状把握:まずは「本当に節約できるか」をシミュレーションします。
- 平均単価:日本の家庭向け平均電力単価は約36.7円/kWh(globalpetrolprices.com)
- 使用量:一般家庭の月間使用量は約400kWh
月400kWh×36.7円=約14,680円/月 ⇒ 年176,160円。ここから年間2〜8万円を削減するイメージを固めましょう。
◆具体的ステップ:
- 使用実績の収集:過去12ヶ月分の検針票またはWeb検針履歴をExcelにまとめる
- 比較サイトでプラン比較:エネチェンジ、価格.com、楽天でんき等で実使用量を入力し「実請求額シミュレーション」を取得
- 契約アンペア数の見直し:40A→30Aで基本料金が月約500円減
- キャンペーン・割引確認:新規契約キャッシュバック(1〜5千円)、ポイント還元プラン(楽天ポイント等)
◆注意点:解約違約金や最低利用期間、引越し時のプラン適用可否、季節・時間帯別料金の細則を必ず確認。
◆実践例:東京・4人家族のSさんは、月420kWh使用の従量電灯Bから新電力C社へ切替し月2,300円減。さらにアンペア見直しで月500円減、年間約33,600円節約。
2. 太陽光発電+蓄電池導入(年間削減額:5〜15万円)
◆現状把握:住宅用太陽光システム平均5kWで年間約5,500kWh発電(住宅用PV統計協会)。
自家消費率50%と仮定すると約2,750kWh×36.7円=約101,000円節約、余剰2,750kWhを22円で売電=約60,500円収入。合計約161,500円。
◆具体的ステップ:
- 現地調査・プランニング:日当たりや屋根形状を調査し最適容量を決定
- 補助金申請:国・都道府県・市区町村の助成金を活用
- 業者比較・契約:見積もりを複数取得し保証内容を比較
- 施工・系統連系:電力会社との連携手続きを完了
- 運用・メンテナンス:年1回点検、10年ごとにパワコン交換
◆注意点:初期投資が大きく回収に10年以上かかる場合あり。FIT期間終了後の売電単価下落リスク、日影条件もしっかり評価。
◆実践例:50代自営業のMさんは設置費180万円を補助金利用で自己負担140万円に抑え、年間売電+節約で約14万円プラス。投資回収を約10年で達成。
3. オール電化+深夜料金プラン活用(年間削減額:3〜10万円)
◆現状把握:オール電化住宅率約25%(資源エネルギー庁)。夜間(23~7時)の単価は昼間より30~50%安価。
◆具体的ステップ:
- エコキュート選定:夜間電力を効率的に貯める電気温水器を選ぶ
- 深夜プラン契約変更:既存契約から夜間割安プランへ切替
- ガス設備撤去・電気工事:ガス給湯器・コンロを撤去し電化設備を導入
- 使用パターン最適化:就寝・起床時間に合わせて給湯・床暖房を自動運転設定
◆注意点:昼間の電気単価上昇で効果が薄れる場合あり。停電時のバックアップも検討。
◆実践例:Tさん(3人家族)は導入費100万円でガス代6万円→電気代+深夜プラン3万円に。年間約9万円節約。
4. エアコンの効率最大化(年間削減額:5,000〜2万円)
◆現状把握:エアコンは家庭内消費の約30%、平均COPは約3.5。フィルター詰まりで消費15%増も(省エネルギーセンター、エアコン省エネ性能)。
◆具体的ステップ:
- フィルター清掃:月1回、ホコリを掃除機やブラシで除去
- 設定温度管理:夏28℃/冬20℃、外気との差を5℃以内に抑制
- 自動運転モード:室内温度センサーで最適運転
- サーキュレーター併用:空気を循環させ体感温度を均一化
◆注意点:室外機周辺に物を置かない、フロン漏れやガス圧低下は定期点検で対策。
◆実践例:一人暮らしのKさんはフィルター清掃で夏の電気代月3,000円減、サーキュレーター併用でさらに1,000円減。
5. 窓・壁の断熱強化(年間削減額:1〜3万円)
◆現状把握:開口部の断熱性能が熱損失の40%以上を占め、窓のU値は約5.7W/m²K(一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会)。
◆具体的ステップ:
- 断熱フィルム貼付:5分DIYキットで室温上昇を約3℃抑制
- 遮熱カーテン:熱反射率80%以上の生地を選定
- 内窓(二重窓)施工:DIYキットまたは業者で1日施工
- 壁・天井断熱(任意):セルロースファイバー等を充填
◆注意点:フィルムの気泡やシワ、内窓の隙間はシーリングで確実に埋めること。
◆実践例:築30年のYさん宅は南窓に内窓+フィルム併用で冷房負荷約20%減、年間約2万円節約。
6. 省エネ家電への買い替え(年間削減額:5,000〜2万円)
◆現状把握:家電は家庭内消費の約50%、トップランナー制度で基準達成率90%以上(トップランナー制度(省エネ基準一覧))。
◆具体的ステップ:
- 年間消費量把握:本体ラベルや説明書でkWh/年を確認
- 新モデル比較:省エネラベルA+++, 年間消費70%以下を目安
- 買い替えタイミング:冷蔵庫15年、洗濯機10年、エアコン10年
- エコポイント・リサイクル割引を活用
◆注意点:高性能モデルは初期費用が増大、設置スペースも確認。
◆実践例:Fさん宅は旧型冷蔵庫を省エネA+++モデルに交換し、年間消費電力1,200→800kWh、約11,000円節約。
7. LED照明への切り替え(年間削減額:3,000〜1万円)
◆現状把握:LED普及率約70%、従来電球比で消費1/5(資源エネルギー庁(LED照明の評価))。
◆具体的ステップ:
- 優先交換箇所決定:リビング→廊下→寝室
- 効率比較:lm/Wで100以上を目安
- 調光・調色機能検討:シーン別に最適化
- 設置・廃棄:既存器具から交換、古電球は指定回収へ
◆注意点:口金サイズ・調光対応可否を必ず確認。
8. 使わない部屋のブレーカーオフ(年間削減額:1,000〜5,000円)
◆現状把握:待機電力は約10%の無駄消費(建築環境・省エネルギー機構(IBEC))。
◆具体的ステップ:
- 分電盤ラベル確認:各回路の対応部屋を明示
- 就寝時・外出時にOFF、長期不在時も実行
- TV裏・ルーターは延長タップで一括管理
◆注意点:重要機器を誤OFFしないよう回路名を明確に。
9. 冷蔵庫の温度設定見直し(年間削減額:1,000〜3,000円)
◆現状把握:冷蔵庫は約20%を消費(建築環境・省エネルギー機構(IBEC))。
◆具体的ステップ:
- 設定温度を「中(3)」に設定、強運転を避ける
- 庫内8分目まで詰めて空気流を確保
- 粗熱を取ってから収納しコンプレッサー稼働節約
◆注意点:密閉容器で庫内湿度を抑え、結露・霜付きを防止。
10. こまめな消灯&家族意識共有(年間数千~万単位の節約)
◆現状把握:消し忘れで年間約5,000円の無駄(資源エネルギー庁(家庭のエネルギー行動調査))。
◆具体的ステップ:
- 節電ボードを冷蔵庫横に設置し「見える化」
- シール表彰ルール:消灯ごとにシール、月末表彰
- 月次ミーティングで成果共有&次月目標設定
◆注意点:ルールは緩すぎず厳しすぎず、楽しく継続を。
まとめ
これら10のテクニックを組み合わせることで、年間数万円~十数万円の節約が可能です!
まずは現状把握から始め、実践しやすい項目を順番に取り組んでみましょう。
ひとつひとつについても以下で詳しく解説していきます!