
やっぱり深夜電力はお得か!?
- はじめに:電気代がうなぎ登りの今こそ“深夜割”を味方に!
- 1. オール電化+ガス契約見直しのココが良い!ココは気を付けて!【家族目線で解説】
- 2. 「深夜料金プラン(時間帯別料金)」ってどんな仕組み?3分でサクッと解説!
- 3. こんな1日になります!4人家族の電気使用タイムライン
- 4. 深夜電力をフル活用!賢い家電&設備5選
- 5. どれくらいお得になる?深夜シフト200kWh+ガス基本料削減で再シミュレーション!
- 6. 「あれっ?」とならないための落とし穴と対策チェックリスト
- 7. 蓄電池や太陽光と組み合わせるとどうなる?―導入のヒント
- 8. みんなの疑問にお答えします!Q&Aコーナー
- まとめ:今日からできる3ステップ&役立つ情報源
はじめに:電気代がうなぎ登りの今こそ“深夜割”を味方に!
ご承知かもですよね。家庭の電気代はここ数年でどんどん高くなっていて、2021年には平均で約28円/kWhだったのが、2023年にはなんと約35円/kWhまで跳ね上がりました。
さらに、2025年後半には国の補助金が少しずつ減っていくので、電気代はもっと高くなるかもしれません。
でも、諦めるのはまだ早いんです!
実は、夜間の「深夜料金」はまだまだお得な設定になっていることが多いんです。
例えば、東京電力のスマートライフプランだと、深夜1時から朝6時までの間は、日中の料金(35〜40円台)と比べて最大30%近くも安い、約27.9円/kWhで使えます。
エコキュートやIHクッキングヒーターといった「オール電化設備」を夜中に自動で動かせば、この安い深夜の電気をたっぷり使えるのが、オール電化と深夜料金プランを組み合わせる最大の魅力なんです。
これまでの電気プランだと、お料理やお風呂のお湯を沸かすのに、日中の高い時間帯の電気やガスを使わざるを得ませんでしたよね。
これだと、私たちの生活リズムと電気代がうまくかみ合っていませんでした。でも、オール電化の家なら、給湯・調理・暖房・乾燥なども全部電気にまとめられます。
しかも、夜間の安い電気を「貯めて」「使う」仕組みが作れちゃうんです。
その結果、一番電気代が高い時間帯に使う電気をグッと減らせて、年間でだいたい3万円〜6万円も節約できる可能性があるんですよ!(*使いすぎるとダメですよ。)
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1. オール電化+ガス契約見直しのココが良い!ココは気を付けて!【家族目線で解説】
メリット(こんな良いことがあります!)
- お湯も暖房も調理もぜーんぶ電気に!
ガスや灯油、電気とバラバラだった契約を、電気一つにまとめられます。基本料金も一本化できてスッキリ! - ガスの基本料金と使った分の料金がゼロに!
4人家族だと、年間約13,200円のガス基本料金(月1,100円×12ヶ月)と、お湯や調理で使っていたガス代約24,000円が全部なくなるんです。合計で年間約37,200円も固定費が浮いちゃいます! - 夜間の安い電気を最大限活用!
エコキュートが夜中に自動でお湯を沸かしてくれたり、IHクッキングヒーターのタイマー機能でお料理をセットしたり。まさに「寝ている間に節約」が叶います。 - おうちがもっと安心に!
ガス漏れや火を使う心配がなくなるので、小さなお子さんやおじいちゃん、おばあちゃんがいるご家庭でも、安心して暮らせます。 - ガス代の値上がりを気にしなくてOK!
ガス代は世界の状況や円の価値で大きく変わることが多く、最近も都市ガス料金は2021年から約10%も上がっています。電気にまとめれば、ガス代の値上がりにドキドキする必要がなくなります。 - メンテナンス費用もお得になるかも!
ガス給湯器と比べて、エコキュートは消耗品が少ないので、長い目で見るとメンテナンス費用を抑えられる場合もあります。
デメリット(こんな点に注意!)
- 最初にちょっとお金がかかります
エコキュートとIHを導入するのに80万円〜120万円くらいかかります。補助金を使っても、数十万円は自己負担が必要になることが多いです。 - お昼の電気代が少し高くなるかも
深夜が安いプランは、日中(朝6時〜深夜1時)の電気代が、普通のプランより少し高めに設定されていることがあります。 - ガスコンロやガス暖房が使えなくなります
もし停電したりブレーカーが落ちたりすると、お料理も暖房も一切使えなくなるリスクがあります。念のため、簡易ガスコンロやカセットガスを準備しておくと安心です。 - ちょっとだけ生活習慣を変える必要があります
深夜の電気代を最大限活かすには、ご家族の生活リズムや家電のタイマー運転を、少し意識して管理する必要があります。 - 「ガスが好き!」なご家族はちょっと不満かも
「直火で料理したい」「ガスの強い火が好き」というご家庭だと、IHだけでは物足りなく感じるかもしれません。
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2. 「深夜料金プラン(時間帯別料金)」ってどんな仕組み?3分でサクッと解説!
- 時間帯が3つくらいに分かれています
例えば、東京電力のスマートライフプランだと…- 深夜(午前1時〜午前6時):27.86円/kWh ←ここが一番安い!
- 日中(午前6時〜翌午前1時):35.76円/kWh ←普通の時間帯
- 「基本料金」と「使った分だけ払う料金」の違いを知ろう
- 基本料金: 契約しているアンペア数で決まる、毎月固定の料金です。
- 従量料金: 使った電気の量(kWh)に、時間帯ごとの単価をかけた料金です。
- 電気を使う時間をずらすとこんなにお得!
例えば、1ヶ月に400kWh電気を使っていて、そのうち100kWhを深夜にずらせたら…- 普通のプランだったら:100kWh×35円=3,500円
- 深夜プランだったら:100kWh×27.9円=2,790円 → 710円もお得に!
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3. こんな1日になります!4人家族の電気使用タイムライン
| 時間帯 | 主な家電・やること | オール電化前(普通のプラン) | オール電化後(深夜プラン) |
|---|---|---|---|
| 1:00~6:00 | エコキュートでお湯を沸かす、食洗機、洗濯乾燥機 | 使っていなかった時間 | 深夜の安い電気で自動運転! |
| 6:00~8:00 | 朝ごはんの準備(IH)、シャワー | IH:35円/kWh、ガスでお湯 | IH:35.7円/kWh、前日沸かしたお湯を使う |
| 8:00~17:00 | お留守番中の冷蔵庫や待機中の家電 | 普通の電気代 | 普通の電気代 |
| 17:00~21:00 | 晩ごはんの準備、お風呂 | IH+ガスを両方使う | 貯めておいたお湯を使う+IHは少しだけ |
| 21:00~1:00 | リビングの明かり・テレビ・スマホ充電 | 普通の電気代 | 普通の電気代 |
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4. 深夜電力をフル活用!賢い家電&設備5選
- エコキュート(ヒートポンプ式給湯器)
夜中に自動でお湯を沸かしてタンクに貯めておけば、日中にいつでも使えます。運転音が気になる場合は、家の外で静かな場所に設置するのがおすすめです。 - IHクッキングヒーター(タイマー調理)
前日の夜に材料をセットして、タイマーをかければ、朝には温かいお料理ができている、なんてことも! - 食洗機(予約洗浄・乾燥)
夜中に予約しておけば、寝ている間に食器がピカピカに。乾燥機能も夜間に設定すれば、電気代を抑えられます。 - ドラム式洗濯乾燥機(まとめて洗って乾燥も!)
お子さんの制服やタオルなどをまとめて洗って、夜中に乾燥まで済ませてしまえば、朝にはフカフカです。 - EV・PHV充電 や 蓄電池の充電・放電
電気自動車の充電や、ご家庭用の蓄電池の充電を夜間に設定すれば、安い電気を効率よく貯めて、必要な時に使えます。
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5. どれくらいお得になる?深夜シフト200kWh+ガス基本料削減で再シミュレーション!
こんな条件で考えてみました
- 4人家族で、1ヶ月に使う電気の量は500kWh
- そのうち、夜中に使う電気の量を200kWh増やす!
- 普通の電気プランの単価:35円/kWh
- 深夜料金プランの単価:28円/kWh(夜間)/36円/kWh(その他)
- ガスの基本料金:月1,100円 → 年間13,200円
- ガスのお湯・調理代:年間約24,000円くらい
| 項目 | 年間の費用(オール電化にする前) | 年間の費用(オール電化にした後) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 電気:深夜に200kWh×12ヶ月 | 84,000円 | 67,200円 | ▲16,800円 |
| 電気:その他300kWh×12ヶ月 | 126,000円 | 129,600円 | +3,600円 |
| 電気合計 | 210,000円 | 196,800円 | ▲13,200円 |
| ガスの基本料金 | 13,200円 | 0円(ガス契約をやめる) | ▲13,200円 |
| ガスのお湯・調理代 | 約24,000円 | 0円(全部電気に!) | ▲24,000円 |
| 合計 | 247,200円 | 196,800円 | ▲50,400円 |
というわけで、なんと年間で約50,000円も節約できる可能性があるんです!
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6. 「あれっ?」とならないための落とし穴と対策チェックリスト
- タイマー設定忘れちゃった!:エコキュートや食洗機の夜間運転の予約は、ちゃんとできているか確認しましょう。
- 電気を使いすぎてブレーカーが落ちた!:夜中に色々な家電を同時に使うとブレーカーが落ちることがあります。契約アンペア数は30A以上がおすすめです。
- 夜中以外も電気使いすぎ!:日中もできるだけ電気を使わないように、LED照明にしたり、家電の省エネモードを賢く使ったりする工夫も大切です。
- 運転音が近所迷惑に?:エコキュートなどは屋外に設置することが多いので、設置場所や防振パッドなどで、音が響かないように対策をしましょう。
- もらえる補助金や割引を見逃してない?:お住まいの自治体の補助金や、電力会社のキャンペーンなど、お得な情報がないか定期的にチェックしましょう。
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7. 蓄電池や太陽光と組み合わせるとどうなる?―導入のヒント
- 太陽光発電+深夜充電の最強タッグ!:お昼は太陽光で作った電気を使い、余った電気は蓄電池に貯めておきます。夜は蓄電池の電気と、深夜の安い電気を組み合わせて使えば、高い時間帯の電気をグッと減らせます。
- 「元が取れるの?」をシミュレーション!:例えば、蓄電池200万円+太陽光200万円かかったとして、年間8万円の電気代削減と、2万円の売電収入があると、元を取るのに約25年くらいかかります。(補助金や税金の優遇で、もっと早く元が取れることもありますよ!)
- 導入を検討する際のポイント:まずは、お家の屋根が太陽光発電に向いているか(日当たりなど)と、補助金があるかを最優先で確認しましょう。あとは、ご家族が家にいる時間帯に合わせて蓄電池の放電スケジュールを決めたり、メンテナンス費用や交換時期を把握しておくことも大切です。
このあたりの詳しくはこちらの記事もお読みください。
https://mirainookane.net/notsunpower/
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8. みんなの疑問にお答えします!Q&Aコーナー
- Q1. 今までガスと併用してたけど、オール電化にすると元は取れるの?
- A1. 設備にかかるお金は大きいですが、深夜の電気代割引や補助金を上手に使えば、だいたい10年〜15年くらいで元が取れると言われていますよ。
- Q2. 家電のタイマー設定って面倒くさそう…?
- A2. 最近はスマートリモコンやIoT家電といって、スマホアプリでまとめて設定できるものが増えています。一度設定してしまえば、あとはラクチンですよ。
- Q3. 停電した時はどうすればいいの?
- A3. ポータブル電源や、災害用の簡易ガスコンロなどを非常用キットとして準備しておくと安心です。
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まとめ:今日から始める3ステップ&役立つ情報源
- プラン変更を申し込もう!:お住まいの地域の電力会社のウェブサイトで、「スマートライフプラン」など深夜がお得なプランを選んで申し込みましょう。
- 家電のタイマーをセット!:エコキュート・食洗機・洗濯機など、使える家電は深夜に動かすように予約設定を忘れずに。
- 効果をチェックして調整!:毎月の電気の請求書で、夜中に使った電気の量を確認してみましょう。もっと節約できそうなら、家電の使い方やタイマー時間を微調整してみてくださいね。